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「満州開拓」展
あの戦争の中 開拓民のたどった道
今年は、アジア太平洋戦争敗戦から65年目にあたります。
1931年、日本が武力侵略により植民地とした中国東北部「満州」に、国の政策によって多くの人びとが満蒙開拓団や青少年義勇軍として送り出されました。その農地のほとんどは日本が非常に安く強制的に買い上げたものでした。そのため敗戦時には、ソ連軍の攻撃と日本の支配に強い不満をもっていた中国農民の激しい襲撃にあい、8万人以上の犠牲者を出しました。
そして、今なお、帰国できない人がいます。
この「満州開拓」という事実を、歴史のかなたに消えさせてはいけません。
わたしたちは、「満州開拓」をしっかりと顕彰して記憶にとどめ、生存者の方々が口をそろえて言う「二度と戦争はいやだ」ということばの重さを伝えたいと思い、この展示を企画しました。
開拓団の集団自決/四国五郎・画
紙芝居『ともちゃんのおへそ』は好評でした。
展示内容
■第1室 国策・満蒙開拓のあゆみ
■第2室 静岡県が創出した開拓団・青少年義勇軍
■第3室 逃避行
■第4室 中国帰国者(「残留孤児・残留婦人」)
■第5室 イベント
*体験画展示
*語り部さんによる体験談
*スライドショー「現在の旧満州」
*紙芝居『ともちゃんのおへそ』
*アニメ『蒼い記憶』上映


期間 2010年8月10日(火)〜2010年8月15日(日)
10時から18時00分
会場 静岡市役所旧本館・市民ギャラリー
 
展示室のようす
展示を見る入場者
真剣な表情で展示を見ています。
寄せ書きされた「満州国」の国旗
寄せ書きされた「満州国」国旗

主催/静岡平和資料館をつくる会
共催/静岡市教育委員会
後援/静岡市