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地にひそむ…対人地雷展


地雷を踏んだことは、運が悪かっただけですか?

地雷にふれて片足を失った母親
対人地雷は、おとなも子どもも区別なく、昼も夜も24時間、じっと地にひそんで人の命をねらっています。50年も、100年も…。
そしていまも開発途上国を中心に、地雷にふれて年間25,000人もの死傷者が出ているといわれます。
貧しいなか、命を失い、あるいは一家の働き手や子どもたちが手足をもがれて、満足な治療も受けられず、残された家族も日夜地雷の恐怖におびえている、その生活は悲惨です。
地雷にふれて片足を失った母親
(写真提供・ICRC)
世界にはまだ6,000万〜7,000万個の対人地雷が埋設され、2億5,000万個の対人地雷が貯蔵されているといわれます。展示では、地雷の廃絶と被害者の救援に、どう向き合うかを考えます。

期間/
会場/
2000年2月11日〜4月30日
旧静岡平和資料センター


展 示 内 容
これが地雷だ! 各種実物模型/子どもをねらう玩具型地雷など
危険な地雷除去 地雷原とは/地雷探知/地雷処理の問題点
被害者は、いま 残酷なけが/つらい生活と、農業への打撃
被害者を救う! 治療・医療施設・リハビリの現状/再起へ
廃絶と救援活動 地雷廃絶へ向けて、世界各国と日本の動き
地雷問題にとりくむ子どもたち 愛知県岡崎小学校などの実践
展示会のようす
展示室の全景
展示室の全景
対人地雷被爆者の下腿義足
対人地雷被爆者の下腿義足
地雷の模型の一部
地雷の模型の一部
この展示は大きな反響を呼び、来館された方々から借用の申し入れが相次ぎました。6月から10月にかけて、高校、大学、教会など県内5ヵ所で行なわれ、大勢の若い人たちが展示をみる機会が実現しました。


主催/静岡平和資料館をつくる会
共催/静岡市国際交流協会
後援/静岡市・静岡市教育委員会
協力/地雷廃絶日本キャンペーン・難民を助ける会