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戦争と静岡の歌人たち

幼子を死なせしことを詫びていう
妻の双手も焼けただれたり

慰安婦律子が裾をからげて渡り来し
十里河の流れいまもきよきや

いまになほ教育勅語は諳んずと
はかなきことをわが妻のいふ

歌集も展示
長倉智恵雄さんの『多聞』なども展示
COMING SOON
かつては短歌は愛好者が多く、あらゆる階層の文芸としてなじまれていました。カメラを持ち歩くことが困難な時代や状況にあって、短歌は戦争を記録する器として大きな意味をもっていました。
今回の展示では、長倉智恵雄さんの戦前・戦中・戦後の人生をたどりつつ、文芸としての短歌を歴史の記録装置として読み直してみました。
期間/2004年4月9日〜2004年7月11日
会場/旧静岡平和資料センター

展示室のようす
展示室の様子
入り口からのようす
展示室の様子
短歌とともに当時の写真も
主催/静岡平和資料館をつくる会
後援/静岡市・静岡市教育委員会
協力/山梨写真館